年初に八丈島に行った際に知り合いの”つて”で生花の農家さんのお話を聞くことができました。

時期により作るお花は違うらしいのだけれど、冬の時期にはサンダーソニアを生産しているということで温室を見せていただき、お花の話も聞くことができました。

プリザーブドフラワーを作るということから、生花のことを知らなくても作れるのではないかと思われている気がしますが、生花のことを知ることでもっと上手にプリザーブドフラワーを作ることができます。

サンダーソニアとはこんなお花です。本来は春~夏咲きのお花ですが、八丈島では温室で冬の時期に咲かせています。

八丈島では賞を取るほどのサンダーソニアなのですが、生産者様のお気遣いでお花をいただいてきました。

持って帰ってきたお花がこちら。

冬の時期にはとても長くもちます。八丈島から持って帰った翌日のお花ですが、水に差しておくだけで2~3週間咲いています。
暖かいお部屋だともう少し短いかもしれません。

ですが、私の本業はプリザーブドフラワーをつくることなので、作ったことのないお花はプリザーブドフラワーにしたくて仕方ありません。らくらくプリザ液だと色を決めないといけないのでとりあえず、A液B液で作ります。
初めて作るお花はA液B液が無難です。お花の感じかららくらくプリザ液でもいけそうな気がしますが、ここはやはりA液にいれます。
A液に入れた状態がこちらです。

なんか”ほおずき”みたいですね。

A液に入れてお花の色が抜けるかと思っていたら、お花のオレンジがそのままの状態で残ってくれたので、B液の「クリア」で保存することにしました。A液に3日くらい、B液に3日くらいつけました。B液のクリアにいれてもお花の色に変わりがないので、そのまま乾燥させてしまいます。

乾燥している状態がこれです。

オレンジが残ってますよね。

サンダーソニアの花だけだとサンダーソニアかどうかわからないので、葉茎を付けた状態にしたい。
葉茎はグリーンにしたい。葉茎はらくらくプリザ液のグリーンで作りましたが、らくらくプリザ液だと染まりが薄かったので完成後にB液グリーンで染め直したりもしました。

これで着想したのが、咲いている状態でみたいに保存できないかということ。シリコンやレジンで固めることも考えましたが、プリザーブドフラワーのサンダーソニアのお花がすごくもっちりしているのでこれを保存したかった。

保管する箱のようなものが欲しかったのですが、売られているものは思うようなものがないので、100均のフォトフレーム(実際に使ったものはは板がガラスだったので200円)を複数貼り合わせて、額のような保存ボックスをDIYしました。

サンダーソニアの葉茎は個別に着色してお花と一緒にくっつけました。遠目に咲いているように見せたかった。

完成したものがこちら

フォトフレームを使った立体プリザーブドフラワーが完成しました。

生花からプリザーブドフラワーを作って、保管するための箱をDIYして。これが意外と楽しかったです。

今後はこういうものを作っていきたいと思います。そのほうが楽しい。

次はどんなものを作ろうかな。